俯俯瞰瞰/俯々瞰々
名詞 ★造語 ふふかんかん
俯俯瞰瞰(ふふかんかん)とは、限りなく俯瞰視を繰り返し、あらゆる境界を溶かしきるメタ思考。 観究者の琴川夕星によって提唱される思考法である。
視座と状態について
対象を客観的に見る(俯瞰する)自分自身をもさらに高次から観察し続ける、無限後退的なメタ思考の状態。極限まで視座を引き上げた結果、個別の事象や概念を隔てていた「境界線」が消失し、万物がひとつの原理の中に溶け合って見える境地に達する。
プロセスと実践
垂直的深化(認識の俯瞰)
「Aを考える自分」を「Bという視点から見る自分」がいて、さらにそれを「Cから……」と繰り返すことで、世界に対する固定的な視点や自我のバイアスを削ぎ落とすプロセス。最終的には、自分という存在の輪郭が個体→総体へとシフトする。
水平的統合(概念の俯瞰)
主観/客観、ミクロ/マクロ、理論/感性、秩序/無秩序、といったような二元論的な境界を溶かし、統合を繰り返してより抽象度の高いセオリーを導き出すプロセス。最終的にはひとつの超抽象的なセオリーに辿り着く。
全統合(真理の俯瞰)
無機物を含む、あらゆる存在に共通している言語(世界波)を用いて、同時並行的な環世界から全相宇宙の輪郭を眺めるプロセス。最終的には、「境界」という概念が存在しない次元(=波界)に気づく。
専門性をもち、特化することはスコトーマ(盲点)を生み出し、一見すると真理から遠ざかるアプローチであることに気づく。ただ、フラクタルな視座に立てば、必ずだれかがその役割を担うことになり、すべての存在が「個」としての専門性を、真理の成分として「全」に齎(もたら)している。