夜ポテチパラドックス
名詞 ★造語 よるポテチパラドックス
夜ポテチパラドックス(よるぽてちぱらどっくす)とは、健康を考慮して「控えるべき」と論理的に理解していながらも、強い嗜好性を伴う食物や習慣(ポテトチップス、酒、タバコ、SNS、ソーシャルゲーム等)を摂取・選択してしまう行動心理。「健康に資する」という長期的・生存的な幸福軸と、「美味しい/心地よい」という短期的・実存的な幸福軸が衝突し、後者が理性的制止を無効化する現象を指す。知識による正解が身体的な快楽の引力に敗北する、不可避な不合理性の代名詞。 琴川夕星によってネーミングされた深層心理・現象。

構造と背景
本パラドックスの本質は、対象物が持つ「毒性」と「幸福」の等価交換にある。 「健康のために食べる」という行為が未来への投資であるのに対し、深夜のポテトチップスやカップラーメンを「美味しいから食べる」という行為は、今この瞬間の自己を肯定するための儀式に近い。 特に日中の活動で質的仕事や社会的役割を全うし、理性のリソースを使い果たした個体にとって、この背徳的な充足は、均衡を失った精神を一時的に平準化するための必要悪として機能する場合がある。
夜ポテチパラドックスの渦中にいるとき、人は健康寿命よりも、今この瞬間の塩分を優先する。
夜ポテチパラドックスが発動しやすい実例
この行動心理は、食べ物以外においても適応される。 以下は、特に夜ポテチパラドックスが発動しやすい実例である。
- ポテトチップス
- タバコ
- 酒
- 〆のラーメン
- エナジードリンク
- 真冬のアイスクリーム
- インスタの無限スクロール
- 深夜のソーシャルゲーム
- ストリーミングの「次のエピソード」
- 別れた相手のSNSを見る
- 満腹なのに冷蔵庫を開ける
- テスト前夜なのに部屋の掃除をし始める
健康になるために食べるのではなく、いま幸せになるために食べるのだ。これらは互いに別の幸福論である。