すもる

動詞 ★造語 すも-る

すも-る 動詞〔自五〕

生きものや植物の存在によって、空間や心がやわらかく落ち着き、無理なくそこに居られる状態になる。生命の気配を内に含み、単なる物理的空間が「居つける場所(居場所)」へと変容する。外部の騒噪から離れ、心がほどけるようにして、その場やその時の自分の内側に静かにおさまる。

用例

  • 植物を一鉢置いただけで、部屋がすっかりすもった。
  • 森の中にしばらくいると、気持ちが自然にすもっていく。
  • あの店は物を売る場所というより、空気そのものがすもっている。
  • 机と畳だけの部屋だったのに、緑が来てから心まですもった。
  • 生命の気配があると、人は少しずつその場にすもるのかもしれない。

ニュアンス

「棲む」「住む」「こもる」の響きを含みつつ、生命のある存在とともにあることで、場や心が居場所になる感じをいう。単なる安心や癒しよりも、“存在とともに落ち着く” 感じが強い。 量子な自然人(しぜんちゅ)・みなとぅ氏による造語。