普通

名詞 ふつう

普通(ふつう)とは、多数派に属していること。いつもと同じ状態にあること。

多数派

多数派(たすうは)とは、全体において大部分の割合を占める部類に属すること。ベルカーブ(正規分布)の中央寄りに位置していること。

社会との関連

社会のシステムは、普通の人が生きやすいようになっている。教育、建築、公共機関、UI/UX、道具、ビジネス、社会保障など、より多くの対象=多数派をカバーできるようデザインされているためである。それがもっとも効率的なので、必然的な自然の摂理ともいえる。 逆説的に、少数派に属する人は生きにくさを感じやすい。左利きの人は文字を書きにくかったり、身長が2m以上ある人はよく頭をぶつけたりする。難聴の人は生活に不便なところがあったり、IQが高すぎたり低すぎたりすると組織にうまく馴染めなかったりする。 1990 年代以降、デザインの初期段階から多様なユーザー(年齢・性別・障がい・文化・技能・一時的制約など)を巻き込み、 “排除されがちな少数派” の視点を出発点として製品やサービスを設計する"インクルーシブデザイン(英:Inclusive Design)"というアプローチも増えてきている。

「普通の人」になる方法

普通の人になるためには、自分と同じような人が集まるコミュニティに入るとよい。つまり、自分が多数派になるということである。 もしあなたがベジタリアンならば、菜食主義コミュニティにおいては多数派に属すことになる。もしあなたがトランスジェンダーならば、LGBTQ+コミュニティにおいては多数派に属すことになる。 なにを全体とし、どこを切り取るかで、あなたが多数派/少数派のいずれに属するかは変わる。そしてどのような条件であったとしても、多数派に属せるコミュニティは存在する。 あなたの存在自体が異質ではなく「普通の人」として捉えられる環境を見つけることは、自己肯定感を向上させ、コンフォートゾーンを生み出すことに繋がる。