自然と対話する音の哲学、「TIME & SPACE ™︎」の第5弾を収録しました。 今回のテーマは、《虫とのセッション》 LIVE会場は、京都の町家を改装したギャラリーの室内。 いつものような自然音が入り込む環境ではありませんでした。 さて、TIME & SPACE ™︎のコアコンセプトにある “自然の変数”。 今回は、どうやってこの空間に招き入れようか、、と考えた末、「そうだ、秋の虫たちにセッションに参加してもらおう」となったわけです。 9月の京都は、秋の虫がちょうど心地よく鳴いている頃。 数日前から竹籠に鈴虫を入れてスタンバイしていたのですが……なんと前日、全員逃走。見事に空っぽの虫籠だけが残りました。 LIVE当日、友人たちの協力のもと鈴虫の捜索隊が結成されましたが、結果は虚しく。 代打として急遽ステージに上がってくれたのが、今回初舞台の蟋蟀(こおろぎ)です。 始めはひかえめに鳴いていた彼らも、演奏が進むにつれて徐々に波長が合っていき、 ときおり、演奏にも応えるように声を重ねてくれました。 虫と音楽の即興セッション——言われてみれば意外と前例を聞いたことがない。 でも、虫の音を「音楽」として聴く文化は、まさに日本独自の感性です。 虫の声に情緒を感じ、その音色を“風景”として受け取る。 このLIVEは、そんな感性を見つめ直すひとつの実験だったのかもしれません。

【第5弾】

Time:2024. 9. 10, 4:58pm~ Space:THE TERMINAL KYOTO(京都府) Player:非公開

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